朔の日プロジェクト2022

ここ数年来、3.11が近づくころ、「鎮魂と被災地復興を祈念して」との思いを込めて、祈りと音楽の会を映像上映会と共に開いてきました。
今回、東日本大震災後の三陸沿岸における民俗芸能復興の記録映像を毎年届けて下さっている阿部武司さんを、初めて岩手県より京都にお招きし、講演をしていただきます。
会場となるアートステージ567のオーナーは東北にルーツを持ち、震災後、支援物資を送ったり現場へ趣いたり、沿岸地域の復興グッズを京都で販売するといった活動を続けています。
阿部さんをお招きしこのお二方の話を聞くことを軸とした、京都と東北がつながる十二日間の場「京都で出会う人と人~京都から東北とつながるプロジェクト~」が立ちあがります。
ギャラリーでもあるアートステージ567で、講演会やトークイベント、展覧会や映像上映などを開催します。
コロナ禍で復興は思うように進まず、盛り上がった民俗芸能も継承が厳しい現状にあります。世界中の人が、この厄災禍をなんとか生きていこうとしている。この三月に、あらためて東日本大震災を思い出し、お話を聞いて語り合うという営みの中、新たな気持ちでこの先に向かってできることは何か、考えていく力になればと思います。
そして、この十一年の時をねぎらい、未来へ招福を。
佳き世の中になることを願って、絵と音楽をお届けします。